she/her, they/them…ジェンダー代名詞(pronouns)って?

皆さんはインスタグラムなどのプロフィール欄に she/her、he/him、they/them などと書かれているのを 見たことはありますか?

これは一体なんだろう?って思った方もいるかもしれません。

これらは、

Pronouns (プロナウンス)=ジェンダー代名詞

と呼ばれるものです。


She/her, He/him, They/them

  • She/her (彼女)自分を女性と自認する人
  • He/his (彼)自分を男性と自認する人
  • They/them (彼ら)女性・男性に当てはまらないノンバイナリーと自認する人
  • 多様なジェンダーが存在する中で、その人がどのジェンダーであるのかを見た目で判断するのは、その人を傷つけることになるかもしれません。

    見た目は男性っぽく見えても、その人は自分を女性やノンバイナリーと認識しているかもしれません。

    SNSなどで自分のプロナウンを表示したりすることによって、このような間違いを防ぐことができます。

    また、自分はストレートであっても、プロナウンを示すことでマイノリティーの人々に対し、「自分は多様なジェンダー・セクシュアリティのあり方をサポートするよ」というメッセージにもなります🌈

    ちなみに、私は自分の性別を女性だと認識しているので、She/herを使います。


    プロナウンを日常で使う例

    日本語ではその人の名前を言うことが多いですが、英語ではshe,he,theyなどの代名詞を使いますよね。

    その代名詞が、その人のジェンダーによって変わってくることになります。

    They/themは一般の英語では複数人を指すことがほとんどですが、ノンバイナリーの人を指すときには、単数形として使うことができます。

    例えば、

    “They are heading to the cafe.” (その人はそのカフェに向かっている。)

    “This is their keys.” (これらはその人の鍵だよ。)

    などと、そのノンバイナリーの人だけを指して使うことができます。

    ちなみに、このようなノンバイナリーの人を呼ぶ使い方以外にも、They/them/theirを単数形として使う場合があります。

    落とし物を見つけたりなどして、その人のジェンダーがわからない時です。

    例えば、

    “Someone must have forgotten this.” (誰かがこれ忘れて行ったに違いないね。)

    “They are probably looking for this everywhere.” (その人は多分そこら中探しているよ。)

    などと、実は普段からThey/themを単数形として使っているのです。

    なので、この人はThey/themなんだ!とわかった時に難しく考える必要はありません🤗


    今回は、SNSでよく見かけるプロナウンス(ジェンダー代名詞)とは何なのか、についてお話ししました✨

    LGBTQIA+の人と出会ってその人のジェンダーがわからない時は、無理に推測するのではなく、素直に聞いてみましょう!

    また、LGBTQIA+の人々をサポートする意味でも、ぜひ自分のプロナウンを追加してみてください☺️🌈


    参考記事

    https://front-row.jp/_ct/17420185

    https://www.teenvogue.com/story/they-them-questions-answered